同じワセリンでも、純度の低いものは黄色っぽい色をしていますが、純度が高いものは白色ワセリンと呼ばれ、白っぽくて透明感があります。
肌につけるのは、必ず白色ワセリンにしてください。
そのワセリンはひとつ買えば、大きさにもよりますが1~2年はもちます。
このように長く使うためにも、清潔に保つ工夫が必要です。
指で直接取るのではなく、必ず楊枝や使い捨ての綿棒に取ることです。
かきまぜると、気泡が入ってしまうので注意しましょう。
そして、なるべく跡が平らになるように取ってください。
表面が凸凹だと、それだけ空気に触れる面積が多くなってしまうので。
このように注意していても、時間がたてば、空気に触れている表面には細菌が繁殖してきます。
その場合は、表面を少し捨てて、空気に触れていない部分を使うようにしましょう。
また、ワセリンがいくら酸化しにくいといっても、数年前に購入したものなどは、使わないほうが無難でしょう。
基本のつけ方~帽子や日傘がお勧め~
日焼け止めはクリームに紫外線をブロックする成分が含まれているので、自家保湿因子を溶かし、保湿バリアを壊して肌を乾燥させるマイナス要素があります。
しかも、日焼け止めを落とすときにはクレンジングや化粧石鹸で肌を擦ってしまうので、細胞間脂質も一緒に落とされてしまいます。
これでは、紫外線を浴びるよりも、肌へのダメージのほうが大きくなってしまいます。
日本人の肌の場合、通勤や散歩などの際に、10分や15分紫外線を浴びた程度では、シミになるほどのメラニンはつくられないので、日焼け止めは本来不要なのです。
日常生活の中のゴミ出しや洗濯物を干したりするぐらいでは、帽子や日傘で紫外線を十分に防げます。
また、春から秋にかけて、外でガーデニングをする人も多くなってきますが、その際も遮光の生地を用いた、90%以上の紫外線をカットする帽子や手の甲から肩まで肌を覆う布地の手袋なども売られているので、上手に活用すれば、日焼け止めに負けない紫外線カット効果が得られるので、是非お勧めします。
また、帽子は前だけでなく、全体にツバ(幅が8cmほどあれば)のついているもののほうが、サイドや後ろからの紫外線もブロックできるので良いでしょう。
しかし、海や山などに行くアウトドアの過ごし方で、どうしても紫外線を気にする方は、やはり日焼け止めを使うしかないですね。
その際は、ワセリンベースの日焼け止めを選ぶのが理想的です。
ワセリンがベースであれば、クリームのように肌の中に入っていったり、自家保湿因子を溶かして肌のバリア機能を壊す心配はありません。
さらに、きわめて酸化しにくく、防腐剤(パラペンなど)も入っていません。
もし、ワセリンベースの日焼け止めが手に入らなければ、せめて紫外線吸収剤を使用していないノンケミカルといわれる散乱剤のみのものを選びましょう。
なお、ウォータープルーフの日焼け止めはなるべく使わないようにしてください。
これを使うと、洗浄力のきわめて強い専用のクレンジングを使わなくてはなりません。
このようなクレンジングは、普通のクレンジングクリームよりも、さらに肌を傷めることになるので、要注意です。
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