イチゴの種みたいにボツボツと黒く見え、触るとザラザラしているのが角栓です。
退化した毛や皮脂腺の一部やはがれ損なった角質細胞などが、毛穴の中で固まったものをいいます。
角栓が目立つのはたいていの場合、肌にキメがなく、皮脂腺が過剰に発育した肌です。
キメがない肌のほとんどは、表皮の基底層で新しい細胞ができていないために、皮膚全体が薄くなっています。
角栓を専用のパックで取ると、そのときは角栓が目立たなくなりますが、角栓を取ったときに、それに付いている毛穴の一部も一緒に剥がれてきてしまいます。
また、その刺激で、毛穴の中に傷ができ、その傷を治そうと毛穴の角層は何層にも厚くなってしまいます。
そして、厚くなった角層によって、毛穴は以前よりももっと大きく開き、角栓がますます目立ってしまいます。
毛穴がこのような状態だと、皮脂の出口が塞がれるため、ニキビもできやすくなります。
角栓が取れてさっぱり気分が良いのは、ほんの一時で、あとは広がった毛穴と目立つ角栓とニキビが待ち構えているのです。
角栓を目立たなくするためには、やはり皮膚を厚く、健康にすることです。
そのためには、化粧品の使用を中止して、大切な天然保湿因子と細胞間脂質を守り通すことにつきます。
なお、重症であれば、レーザーなどによる治療が必要ですね。
ホットタオルによるケア
ホットタオルを顔に当てると、気持ちがいいですよね。
これは、ひとつは血流が良くなるからで、血流が良くなると、確かに新陳代謝が高まります。
また、リラクゼーションにもなります。
しかし、反対にマイナス面もあり、通常の体温以上の熱に数分間肌がさらされると、その後、肌は間違いなく乾燥してきます。
それに、水は肌を壊すので、湿ったタオルを乗せていれば、乾燥してしまうのは必然というわけです。
したがって、ホットタオルをビニール袋に入れてから肌に乗せるようにしましょう。
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