美肌の極み

基礎化粧品であれ、ベースメークの化粧品であれ、じつは化粧品の多くは、肌をボロボロにしているのです。

細胞間脂質

化粧品による洗いすぎの害~クレンジングについて~

化粧品による洗いすぎの害~クレンジングについて~

化粧品の中で最も肌に悪いものは何だと思いますか?それは、クレンジングです。

クレンジングには、オイル、クリーム、ゲルなどさまざまなタイプがありますが、いずれも主成分は界面活性剤で、落としにくい油性のファンデーションをひと拭きで落とす強力な効果があります。

それは、同時に、肌のバリア機能の要である自家保湿因子(細胞間脂質+天然保湿因子)を溶かして、ひと拭きで根こそぎこすり落とすことになるのです。

そして、クレンジング後には、この有害な界面活性剤が皮膚に残るので、洗顔石鹸で洗顔をするというダブル洗顔が必要になるわけです。

ところが、その洗顔石鹸にも界面活性剤が入っているので、肌は二重にダメージを受けるわけです。

肌のバリア機能を失えば、油や界面活性剤などが肌の中に浸透して、「角質細胞+細胞間脂質」の構造さえも破壊されてしまうことになります。

破壊された角層の構造は再生するのに早くても3~4日かかり、毎日クレンジングや過度の洗顔を繰り返していれば、再生した先からこすり落とされてしまいます。

しかも、「角質細胞+細胞間脂質」の構造はいかなる保湿剤を駆使しても代用はできないのです。

さらに、クレンジングにはもうひとつ、大きな弊害があります。

ファンデーションの汚れをクレンジングによく馴染ませるには、クリームのとき以上にこすることになります。

つまり、大量の界面活性剤が使用されていること、化粧を落とすために肌をひどくこすること、このふたつによって、化粧水やクリームよりもずっとひどく保湿バリアを破壊して、肌を傷めてしまうのがクレンジングなのです。 (さらに…)

化粧品による防腐剤の害~常在菌の重要さ~

化粧品による防腐剤の害~常在菌の重要さ~

肌の表面を弱酸性に保って、雑菌などから肌を守っているのが、皮膚に棲みついている常在菌です。

しかし、化粧品をつけている人の肌を調べてみると、常在菌はほとんど生息していないことがわかりました。

これは明らかに防腐剤の影響です。

化粧水クリームファンデーションなどの化粧品は、数年たっても腐りません。

パラペンなどの強力な防腐剤が入っているためで、その殺菌力は消毒薬よりもはるかに強いのです。

そんなものを毎日肌につけて顔を消毒していたら、常在菌がほとんど死に絶えてしまうのも当然です。

1種類だけならまだしも、たいていの女性は毎日何種類もの化粧品をせっせとつけています。

単純計算で、2種類つければ2倍、3種類つければ3倍、4種類つければ4倍のパラペンが肌に付着することになります。

ちなみに、何種類もの化粧品をつけている人の皮膚には、聞いたこともない名前の雑菌がいっぱい付着していました。

常在菌のほとんどを殺してしまったためです。

そうなると、かゆみや炎症が出たり消えたり、またカビなどに感染してしまうのです。 (さらに…)

化粧品による水の害~肌を乾燥させるヒアルロン酸・コラーゲン~

化粧品による水の害~肌を乾燥させるヒアルロン酸・コラーゲン~

保湿成分入りの化粧水を顔につけると、肌がしっとりしてもちもちしていると感じるのはどうしてでしょう?

化粧水に含まれるヒアルロン酸やコラーゲンのとろっとした感触を、しっとりと感じるためです。

でも、これは錯覚なのです。ヒアルロン酸やコラーゲンのとろみ感は、化粧水の水分の蒸発とともに直に消失してしまい、その後は乾燥によるつっぱり感が顕著に出てきます。

だからこそ、化粧品メーカーは化粧水の後には乳液クリームをつけて「蓋をする」ようにと、謳っているのです。

ヒアルロン酸やコラーゲンは、皮膚の構成には重要な成分で、組織の中では水分保持の働きをしているので、イメージとしては美容や健康に良さそうですが、肌につけても乾燥させるだけでまったく意味はありません。

ところで、肌をひきしめる効果を期待して、水に収斂剤を入れた化粧水があります。

収斂剤とは、酸のことで、酸で皮膚表面のたんぱく質を凝固させて、肌をひきしめるものです。

一時的には良いのかもしれませんが、長期的にみると、やはり肌はボロボロになってしまうばかりです。

 化粧品による油と界面活性剤の害~クリームに含まれる界面活性剤~

皮脂を模してつくられたクリームには皮脂と同じく、肌を保湿する力はほとんどありません。

それどころか、化粧水よりも肌に与えるダメージはずっと大きいのです。

クリームの界面活性剤は角層の構造自体を壊すのですから。

クリームは油と水を混ぜてつくります。

本来ならば水と油は混ざりませんが、界面活性剤を加えることで、このふたつは混ざり合い、クリームができあがります。

一方、角層は死んだ角質細胞と細胞間脂質が積み重なってできています。

角質細胞にはアミノ酸などの水溶性の保湿成分が含まれ、細胞間脂質はセラミドを主体とした脂質成分からなる脂溶性の保湿成分が含まれています。

さらに、細胞間脂質の中でも、水・油・水・油・・・・・・というように交互に何層にも重なり合って、保湿バリアが形成されています。

角層はこのように二重構造によって皮膚の水分の蒸発を防ぎ、外界からの化学物質や異物の侵入を防いでいるわけです。

ところが、クリームは角層内の水溶性の保湿成分も脂溶性の細胞間脂質も溶かし、さらには細胞間脂質の中の水・油の二重構造も一緒に壊していくのです。

このようにして、バリアを失った肌が乾燥するのは当然です。


理想的な肌とは?

理想的な肌とは?

表面の角質細胞が1個剥がれ落ちると、それがシグナルとなって基底層で新しい細胞が1個生まれます。

逆にいうと、新しい細胞が生まれるためには、表面の角質細胞がスムーズに剥がれ落ちる必要があるのです。

正常な皮膚では、表面の角質細胞が空気に触れて乾燥すると、垢としてはがれ、自然に落下していきます。

規則的に剥がれ落ちていれば、基底層でも次々に新しい細胞が生まれます。

すると、表皮が厚くなり、その分、肌の表面に波打つ余裕が生じて、キメが深くなり、キメに囲まれた網目模様の中も勢いよくふっくらと盛り上がります。

しかし、化粧水クリームなどをつけて肌の表面をベタベタにしていると、角質細胞は乾燥せず、垢も剥がれにくくなります。

つまり、新しい細胞が生まれにくくなるのです。

よって、皮膚表面は多少乾燥しているほうが良いのです。

理想の肌は「しっとり」ではなく、「さらさら」だと覚えておきましょう。 (さらに…)

角層について

角層について

皮膚には表皮や真皮のほかに、角層という層があります。

この角層は、表皮の表面部分、つまり皮膚の外側表面を覆っています。

また、この角層は死んだ表皮細胞の集合体で、角質細胞といわれています。

角層では、6角形、または5角形の角質細胞が10層ほどびっしりと重なり合っています。

角質細胞と角質細胞の間には脂性の「糊」があり、細胞同士をしっかり貼り合わせています。

この脂性の糊を細胞間脂質といい、保湿の重要な主役となります。

そして、細胞間脂質の主成分が、セラミドになります。

また、角層は「角質細胞+細胞間脂質」という層が何層も重なり合って形成されています。

それだけではなく、細胞間脂質の中を電子顕微鏡で覗くと、水、油、水、油といった2種類の性質の異なった材料から形成されているのです。

細胞間脂質が保湿の主役であるのも、この構造のためです。このように、角層は、「角質細胞+細胞間脂質」という構造と細胞間脂質の中の「水+油」による層との、二重構造になっているわけです。

この二重構造の角質がラップのように皮膚を覆って、乾燥などから皮膚を守る保湿膜として機能しているのです。

角層は皮膚の最前線で体内の水分の蒸発を防ぎ、外部からの化学物質や異物の侵入も防ぐ、きわめて強力なバリアとして機能しているのです。 (さらに…)