「お金」というと、より多く持つことを人生の最大目標にしている人もいれば、お金に振り回されたくないと最小限の所有だけで満足している人もいます。
どちらが正解というわけではなく、人間が生活していく上で欠かせないものだからこそ、いろいろな考えがあって当然なのです。
巷には、お金を得る、さらに増やす、あるいは減らさないための本がたくさん出版されています。
しかし苦労して集めても、逃げてしまえば手元には残りません。それでは意味がありません。
もちろん、人間に不可欠なお金は、経営を続けていく上でも切り離せません。
企業の課題の1つは利益追求です。
いくら良い製品やサービスを提供して売上を伸ばしても、お金の付き合い方が悪いと手元に全く残らないという、寂しい現実を迎えてしまうのです。
「お金を貯めよう」と努力した時、「どうしても欲しい!」「(プレゼントする)相手に喜んで欲しい」などの強い思いがあった人は目標達成できたのではないでしょうか。
一方、「将来や老後に備えて」という、明確な期限がないため成果が見えにくいものは中途半端な結果になりやすいようです。
お金を貯めるには、「本気でお金を貯めようという強い意志」が成功のカギとなります。
強い意志をもって支出を本気で見直し、抑えるところは徹底して節約する。
そして本気でお金について考え、真剣に取り組んだからこそ、苦労して貯めたお金をさらに大切に使うようになるのです。
売上を伸ばし、支出を抑えて利益を増やす。
企業経営の根本であるそれらの努力は、「コストダウン」という言葉に集約されます。
一致団結してコストダウンの努力をすることが、お金が離れない会社への道なのです。
売上拡大はお金を集める努力であって、コストダウンとは別物です。
売上拡大とコストダウンをともに努力してこそ企業経営といえるのです。
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