企業の絶対的使命は「存続」、すなわち「倒産しないこと」です。
生みの思いを込めて創業した会社の約3割が、創業1年未満で消えてしまうという結果も出ています。
会社の運営には、社員、顧客、取引業者など多くの人が関わっています。
いち企業の倒産は、そうした人々に多大な迷惑をかけるということです。
路頭に迷わせるだけでなく、人生をも狂わせることさえあります。
「今後どうなるか分からないけれど、とにかく始めてみよう」「倒産したら、その時考えよう」という考えは間違っています。
「倒産時は自分が責任を取れる範囲内で収まるようにする」「万が一、経営が続かなくなったら、どのような迷惑をどういう人たちにかけてしまうのか」ということを常に考えていなくてはなりません。
「会社がなぜ倒産するのか」について自信を持って答えられる人は少なく、社長や幹部職の人でも答えられない人がいます。
倒産する理由が分からなければ、存続する理由も当然分かりません。 (さらに…)