まずは「全てのコストは必ず下がる」という意識を持った上で、
(1)削減したい項目の業界内の勢力状況を知る
(2)ネットで調べたり、専門家や友人・知人などに問い合わせる
(3)業界の販路構造や、体力のある(販売力があり、安く仕入れる力を持っていたり、割引余力があったりする)会社を知る
(4)交渉相手を知る
(5)自社の利用状況、活用状況を知る
(6)相見積りを取る
(7)交渉する
と進めていきましょう。
成果は大きいに起こしたことはありません。まずどの費用から着手すべきか、どれくらい効果が上がるのかの目安として、「コストダウン成果×売上影響度×顧客満足度×取引度満足度×社員満足度」で判断しましょう。
この概念式をできるだけ数値化できるよう伸したのが、下の表です。1つの参考としてください。
1 |
コストダウン成果 | 経費削減金額÷営業利益率原価低減金額÷粗利率 |
2 |
売上単価影響度(1) | 平均顧客単価×値上げ率or値下げ率 |
3 |
顧客満足度(2) | 顧客数×顧客増加率・減少率 |
4 |
売上影響度(3) | (1)×(2) |
5 |
取引先満足度 | 取引金額×値上げ率(+)or値下げ率(-) |
6 |
社員満足度 | 社員数×平均収入×給与・賞与引き上げ率(+)or引き下げ率(-) |
1~6の合計金額の多い文ほど、優先順位が高いと考えられる |