骨董品ビジネスを始めよう!

「道楽」は崩れた感じがしますが、「趣味」は人生の糧のようなもの。道楽に陥らない、骨董収集の手ほどきと、単なる趣味でなくビジネスに繋げる道筋を紹介していきます。

就活女性はネットからネットへ

就活女性はネットからネットへ

就活女性はネットからネットへ

このエントリーをはてなブックマークに追加

多くの人は、趣味に夢中になることでストレスを発散しています。

ある精神科の大先生が、賭け事や骨董をやる人はボケる人が少ないと言ったそうです。

なぜかというと、賭け事は的中させるために必死にものを考えなければならず、一瞬にして発散するからだそうで、骨董も同じような側面を持っています。

昔はご隠居さんの特権のように思われていた骨董も、ビジネスとするなら若いうちから始めた方がいいでしょう。

視力もいいし、パソコンの操作も堪能だからです。

「あっち堂」に、リクルートスーツを着た女性が入ってきました。

「何か興味のある物でもありましたか?」リクルートスーツの女性、Bさんは昔、祖母からお茶を習ったことがあり、花が入っていた瓶が店の品物と同じような物だったことを思い出し、店に入ったようです。

「骨董屋さんになるには、どうすればいいですか?」「骨董屋になるのは何にも難しいことではありません。自分の好きなジャンルを決め、1つ2つ作品を買うことです。そして手元でじっくり鑑賞すること。このビジネスは金があるから、頭がいいからできるというものではありません。好奇心とセンスです」店主の話を聞いていたBさんは、「時々来てもいいですか?」「あまりお構いできないけれど、お茶くらい入れますよ」その後、Bさんはある会社に就職し、時々来店しては、茶碗や徳利、壺を眺めるようになりました。

その中で、どうやら朝鮮陶磁に興味を持ったようです。

ある日、Bさんが白磁の瓶を持ってきました。

首の長い大型の徳利です。

焼物でも彫刻でも、作られた時代の様式があります。

朝鮮であれば高麗王朝は主に青磁、李朝は白磁を好んで焼いていました。

高麗から李朝への移行期は、日本では三島と呼ばれる粉青沙器が生まれています。

「この白磁の長頚瓶(ちょうけいへい)、高麗白磁だと思うんですが、どうでしょうか?」瓶を見て、彼女の朝鮮陶磁に対する取り組みが、かなり進んでいることを感じた店主は、丁寧に説明しました。

「底の削りが浅く、高台の中に釉薬が総掛けになっている。それに手持ちが軽い。釉薬に透明感があるし、下の方にカセが見える。『高麗白磁の長頚瓶が今頃出てくるなんて考えられない』という人もいる。高麗青磁や三島など、プロの骨董屋も騙される偽物が出回っているのも事実だ。だけど、あんたの持ってきた瓶のカセは下部の右側にだけついている。部分カセはまだ作れないからね。それにしても、こんな珍しい瓶、どこで手に入れたの?」普通なら、社会人になって日が浅いBさんが買える代物ではありません。

「ネットで落としました。ここで勉強した陶片の肌や小さな傷、釉薬の流れ、土の色なんかを参考にして、本歌に違いないと確信したんです。特に、釉下に黒く炭化した木の根が入り込んでいるところ、これは地表から伸びた木の根が地下の陶磁器に絡まりついて浸食した後、地上の木が枯れ、食い込んだ根が炭化する際に見られるものです」店主は「売ってくれ」と言うのを必死に我慢していました。

「これをネットオークションに出したいと思っています。初めてこのお店に来てから、いろいろな骨董サイトを見ているのですが、とても面白いです」「ネットオークションで落とした品物を右から左へオークションに出す人は結構いる。骨董好きは人や店の名前は忘れても、品物を見たら「あの時の物だ」と思い出す。何か工夫して付加価値を付けるべきだ」茶道具では、○○家の伝来とか、さる有名人が所持していたというのが、中身より尊ばれている。

近年発掘された古陶磁の中には、伝来してきた茶碗や香合より傷も少なく形の整った物もたくさんあるが、箱書や書付がないため安い値段に甘んじています。

「どうすればいいですか?」「まず、この瓶をきれいにすること。骨董は時代を経ていても、昨日焼き上げたような物が一番いい。茶碗や徳利、盃などは使い込んだような味の物が喜ばれる。茶碗などはざらざらした手触りより。しっとりした肌が大事だ。茶渋の染みた景色は一幅の絵のように美しい」「きれいになりますか?」黒いシミのように入り込んだ木の根を差して、Bさんは言いました。

「ここから先は少しばかり経験が必要だ。きれいにしただけでもダメ。コレクターを引き込むような魅力を付けないと。コレクターや業者は傷やシミをしっかり覚えているからね。そこをまずきれいにすること。口のあたりに1つホツ(欠け)があるが、そこを金繕いしてさらに魅力を増すようにしたらいい」還元漂白という方法があり、瓶全体を柔らかい綿の布で包み、ビニール袋に入れて空気を抜きます。

過酸化水素(オキシドール)を入れ、しっかり口を閉じたらもう1枚袋を被せ、間に水を入れます。

外側の袋上部に爪楊枝で小さな穴を1つ空けておきます。

大きな鍋に水を張り、瓶の入ったビニール袋を入れ、20時間煮ます。

すると、なかなか落ちない土のシミや汚れがきれいに落ちるのです。

「金繕いはケチらずに、荒目の金粉を使って落ち着いて雰囲気を出していくといい」高麗白磁はそもそもデリケートな白色だから、特に汚れが目立ち、次に傷に目が行きやすいです。

そこを変えることで瓶はすっかり別物になります。

2ヶ月後、店にやってきたBさんは、机の上に瓶をゆっくり置きました。

桐の箱も新たに作っていました。

瓶と箱の息がぴったり合っていて、見違えるほど素晴らしい姿に変わっていたそうです。

さらに1ヶ月後、「無事売れました」「それはよかった。いくらで手放したの?」「120万で落札しました」「ところで、あの瓶はいくらで買ったの?」「……3万5510円です」Bさんは年収の1/2をネットで稼ぎ出しました。

こんなヒットがこの先もあるかは分かりませんが、ネットで購入した骨董に手を入れて魅力を引き出し、価値を高める。

それをネットで売っていく商売は、ネット時代を上手く利用したものです。

ネットオークションは外国からの参加者もあり、Bさんは英語でコメントを入れたそうです。

1ヶ月に1点売り上げることができれば、自分の立ち位置が確保できます。

やるかやらないかは天地の差です。

儲けたポイント
1.何をやるか(骨董のジャンル)方向を決める。あまり広い分野を設定しない2.資料や本を見たり、美術館に足を運んだり、照合のための標本を作る

3.骨董屋めぐりをして相場を掴む

4.修理技術をマスターする。特に美術館などに収蔵されたものの修理箇所を頭に入れておく


« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です