骨董品ビジネスを始めよう!

「道楽」は崩れた感じがしますが、「趣味」は人生の糧のようなもの。道楽に陥らない、骨董収集の手ほどきと、単なる趣味でなくビジネスに繋げる道筋を紹介していきます。

真贋鑑定

真贋鑑定

このエントリーをはてなブックマークに追加

骨董の真贋は、単に新しいか古いかという二者択一ではありません。

優品か雑器か、完器か傷物か、時代の違いはないか、二度焼ではないか、伝来を作っていないかなど、色々な切り口を押さえていかなければなりません。

相場とかけ離れた値段も鑑定の内に入ります。

真贋を見極める時に必要な心得について説明しましょう。

心はいつも冷静に

例えば、お客さんからこれこれの物が欲しいと依頼されていたとします。

小さな傷があっても何とかなるかとか右方に傾いてしまいます。

心を白紙に戻しておくと、あの客の目が厳しい、仕入れても買ってくれないかという慎重さが戻ってきます。

ネット売買もパソコンの前にお茶やコーヒーを1杯飲んで、気持ちを落ち着かせましょう。

話を聞こう

人との会話というものは結構上滑りするもの。

こちらは言ったつもりでも向こうは利いていない、あるいはその逆のことはよくあります。

これは対面で取引する時に生じる誤解です。画像を見ている時にも同じことが起きます。

あそこに傷があるのは古いからではないか、高台に汚れがあるからオリジナルだ、本に載っていたのと同じだから良い物だと納得してしまいます。

思い込みはやめましょう。

情報を入れておこう

天目茶碗や古銅鏡などはかなり偽物が多いです。

あらかじめ情報を得ていればドツボ嵌まることはありません。

ネット中心の人は情報が入りにくいので、骨董屋周りをお勧めします。

本にはない知識が入ります。

知らないものは買わない

初心者は陥りやすいケース。一度も触ったことのない作品は買わないこと。

人から聞いた話や、本に載っているからと拡大解釈し、手を出してしまいがち。

しっかり勉強し、自分のものにしてからトライしましょう。

中国陶磁

唐三彩婦人傭:

最初に型で原型を作り、1000~1100度で素焼きします。

そして釉薬をかけ850~900度で釉薬を発色させます。

緑と赤褐色の色釉をかけて焼いており、緑は銅、赤褐色は鉄であり、発色は酸化焼成を行っています。

それぞれの鉱物の発色温度は異なります。

緑の発色が美しい時、赤褐色の仕上がりが不安定になるのですが、コピー作品はガラスを色釉として用いているため、それぞれの色が安定して発色しています。

元龍泉窯青磁盤:

古い青磁には普通軽くひずみがあります。

南宋初期の青磁は薄く、元時代になると厚くなります。

南宋期の砧青磁は高台内も釉が総掛けになっていますが、元代の物は高台内に輪状の置き跡が見えます。

発掘された青磁などは角のところにカセが生じていることが多いです。

北宋景徳鎮白磁小壺:

極めて薄作り。純度の高いカオリンを使っているので、懐中電灯を当てると簡単に光が抜けます。

高台内に焦げたような目跡土が付着しています。

歪みが少なく、左右シンメトリーになっています。

朝鮮陶磁

李朝初期鶏龍山鉄絵大徳利:

李朝の焼物は必ず大きく歪んでおり、コピー作品はシンメトリーなものが多いです。

また、鶏龍山のように釉の下に化粧掛けした作品は部分的にカセているものが多く、コピー作品は器全体に同じ調子でカセさせています。

李朝初期三島鉢:

暦手と呼ばれる楯の縄目文様に注意。

象嵌の窪みの数はおおむね同数です。

また、目砂の中に黒酢名が混じっていることが多いです。

李朝後期分院染付牡丹文瓶:生掛け(素焼きしないで釉薬をかける)のため釉垂れがあります。

磁器でも軽く歪み、首が傾いています。

専門の絵師が描いているので絵に品があります。

伝世品は全面に極細の擦り傷があります。

ベトナム陶磁

安南染付鳥文鉢:

ベトナム陶磁のオリジナルは見かけより重いです。

染付の文様が澄んでいて、古い物は高台内の鉄釉が落ちやすいです。

タイ陶磁

スコータイ鉄絵魚文盤:

見込みに通常5つの目跡があります。

その目跡が釉薬を突ききるように食い込んでいます。

全体にひずみが多く、胎土は白砂交じり、必ずどこかにカセがあります。

最上部に積まれた物は目跡がないので注意。

宋胡録青磁盤:

トチンの上に置いて焼かれるので、高台内の接着部分に丸い跡が残ります。

見込みに降りものがあり、器は大きく歪んでいます。

室町期常滑大壺:

高台が小さく、口の方が大きくなっています。

全体にひずみがかかり、高台は凹凸が激しいのが特徴。

コピー作品はひずみが少なく、シンメトリーです。


« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です