骨董屋の屋号に「書画金石」と書いてある店があるように、金石は骨董の中でも重要なテーマです。
金石の金は、ほとんど中国の古銅器を指しています。
中国の古銅
代表は銅鏡です。
日本の美術館でも少し名のあるところはほとんど古鏡のコレクションを持っています。
戦前まで中国の古墳から出土する古鏡が日本に渡ってきており、割れたり変形したりしていても高値がついていました。
日本の古墳からも中国の古鏡が出土しており、そのルーツを辿る手立てとして、考古学に興味を持つ人々が古鏡に引きつられてきました。
邪馬台国の卑弥呼で有名な魏志倭人伝に出てくるのは三角縁神獣鏡です。
ネットには多くの中国古鏡が出品されています。良い物もあれば、コピーも数多いです。
ネットオークションに詳しい古鏡コレクターによれば、オリジナルは100枚に2、3枚あればいいという話です。
そのうち傷物や補修した物を除けは、落札しようと思う物は1%くらいだそうです。 (さらに…)