メタボリックシンドローム〜高尿酸血症編〜 

最近は過食、運動不足によって内臓脂肪が蓄積し、高血圧症、高脂血症(コレステロールやトリグリセリドの高値)、糖尿病(インスリン抵抗性)など複数の生活習慣病を合併する人が増えています。このような状態をメタボリックシンドロームと呼び、高尿酸血症も合併しやすくなります。これらの病気はお互いが密接な関係をもって発生しており、多く合併するほど動脈硬化を促進して虚血性心疾患などを起こしやすくなります。最近の調査では血清尿酸値が高いことが動脈硬化の危険因子であることもわかってきています。高尿酸血症は痛風の予備軍と単純に考えるともっと重症な合併症を見逃す恐れがあります。

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メタボリックシンドロームにおけるその他の生活習慣病

高血圧症とメタボリックシンドローム

高血圧症は、血圧を正常の値に保つことができず、血圧の高い状態が続く病気です。



人間の血圧は、さまざまな臓器に血液を送るために、ほぼ一定の値を保っています。

そのために人の体には血液中の塩分量を調節したり、血管の収縮、拡張を調節するいろいろなしくみが存在します。

この調節がうまくいかなくなると血圧が上昇し、高血圧(最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上)の状態となります。

この圧に耐えようとして血管は硬く脆くなります。

そして目、腎臓などの細い動脈や、心臓や脳に栄養を送る比較的太い動脈にも動脈硬化を起こします。

肥満の方にはしばしば高血圧を伴います。

体脂肪量が増えると全身に向けて送り出す血液量がさらに必要になり、末梢の血管も増えることから、心拍出量の増大や血管抵抗の上昇が起こります。

さらに脂肪細胞から放出される血圧調整因子(レプチンやアディポネクチンなどのアディポサイトカイン)の調節異常や体液量調節系(レニン・アンジオテンシン系)の異常などもメタボリックシンドロームにおける高血圧のメカニズムに関与しています。



高脂血症とメタボリックシンドローム

血液中の脂質には一般にコレステロールとトリグリセリド(中性脂肪)があり、血清コレステロール値220mg/dL以上、血清トリグリセリド値150mg/dL以上、HDLコレステロール値40mg/dL未満を高脂血症としています。

これらは主に肝臓でつくられ、蛋白質に覆われた状態で血液中に流れており、体に脂質を供給したあと、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)という小さな粒子になって肝臓に戻り分解されます。

このLDLコレステロールが血液中に増えすぎると血管壁にたまり、動脈硬化の原因になります。

一方、HDLコレステロール(善玉コレステロール)という粒子は血管からコレステロールを引き抜く働きがあるといわれていますが、動脈硬化の患者さんでは減少しています。

内臓脂肪肥満の方では血清コレステロール値、血清トリグリセリド値がともに上昇している場合が多く、またLDLコレステロールの上昇やHDLコレステロールの低下がみられることも知られています。



糖尿病とメタボリックシンドローム

糖尿病は、糖分をはじめとした栄養素の調節がうまくいかず、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高くなる病気です。

通常、血糖値は空腹時には80〜110mg/dLの比較的狭い範囲に保たれています。

食事をとると食事中の糖分が血液中に吸収され、血糖値は上昇しますが、このとき膵臓からインスリンというホルモンが分泌されて血糖値を下げます。

インスリンが分泌されなかったり、分泌されてもその働きが十分でないと血糖値は上昇し、血管や神経に悪い影響を及ぼします。

糖尿病では網膜や腎臓の血糖、末梢神経などに障害を起こすほか、動脈硬化性疾患になりやすいことも知られています。

内臓脂肪がたまるとインスリンの働きが十分でなくなります(インスリン抵抗性)。

それを補うために多くのインスリンを分泌するようになります。

この時点ではまだ血糖値は正常に保たれていますが、この状態が続くと次第に膵臓が疲弊して、インスリンの分泌も低下してくるといわれています。

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