もちろんジャンルによって、利益が出るまでの時間、収入の差はありますが、やり方さえ間違わなければ起業に繋がるのです。
でも、多くの方が最初に心配するのが、「私みたいな趣味のレベルでも趣味起業できるのか」ということです。
例えば、イラストを描くのが好きな人が「私より上手い人はいっぱいいる」と、起業をためらっているとします。
でも、「もっと上手くなってから」と考えているとしたら、どの時点で「上手くなった」と判断できるのでしょうか?
イラストの好みは相対的なものですから、「ここまでくれば」という基準はありません。
極端な話、ゴッホとモネのどちらが上手い絵かを考えても意味がないのと一緒です。
趣味起業のために腕を磨くことは大切ですが、それ以上に大事なのは、いかに現在の趣味レベルで趣味起業できるかを知ることです。
自分の趣味レベルよりも初心者の方をお客さんとして想定すること。
つまり、今の趣味レベルで対応できる層の方々をお客さんとして想定するのです。
例えば、趣味レベルを0~10までの段階に区切り、あなたの趣味が「サッカー」とします。10が一番上、ワールドカップ優勝チームのレベルです。
0が一番下、これからサッカーを始めようと思っている人です。
レベル10の人は誰にでもサッカーを教えられるでしょう。
では、あなたは何番くらいのレベルでしょうか。
もし初心者レベルとしても、趣味としてサッカーを始めているのであれば少なくとも0ではないでしょう。
仮にレベル2なら、0と1の人には教えられます。
つまり、それらの人たちを相手に趣味起業が可能だということです。
「そんなレベルで趣味起業できるの?」と思った方、ちょっと別の事例を挙げてみましょう。
例えば、あなたの趣味が「将棋」とします。
レベル10はもちろん「名人」で、0はたった今将棋に興味を持ち始めた人です。
あなたの将棋レベルは、まだまだ上手く勝てない、初心者レベルの3としましょう。
あなたよりもっと初心者の方、0~2の人にとって「勝ち方」よりも「駒の呼び方」「駒の進み方」「全体のルール」といって「基本情報」を教えてあげる方が喜ばれるのです。
「基本ルールなんて、お金を払わなくてもその辺の友人が教えてくれるよ」「書店に行けば、それなりのテキストが買える」といった意見が多いでしょう。
でも、だからこそ他の人が手を出さないので、逆に勝算があるといえます。まさにそれが創意工夫です。
あなただけのオリジナリティが生まれ、あなたのところで教えてもらいたい、というお客さんが現れるのです。
あるいは「周りに趣味のことを教えてくれる知り合いがいない」「本を買ったけれど、質問したいことがある」といった人たちもお客さんになり得ます。
そういった人たちは知りたいことをインターネットで検索する可能性が高いですから、そこであなたのブログに辿り着き、商品やサービスを購入してもらうという流れになります。
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